歴史・沿革

1973年(昭和48年)

●12月 柏原市国分東条町にて松徳工業所 創業

1975年(昭和50年)

●5月 柏原市国分東条町にて松徳工業所 法人化

1982年(昭和57年)

●立ち退きにより同じ国分東条町内に移転
(敷地面積:400坪→700坪、ピット炉・パッチ炉・連続炉導入)

1997年(平成9年)

●大阪府羽曳野市にて羽曳野工場竣工(敷地面積:500坪)、真空熱処理開始
新設:真空炉、真空炉・焼戻炉がつながる形体3ラインへ順次拡大

2001年(平成13年)

●ISO9001認証取得

2003年(平成15年)

●黒化処理炉の新設

2006年(平成18年)

●柏原市円明町に本社移転、工場集約
(連続炉5基・バッチ炉2基・真空炉3基に拡大、新設:連続無酸化焼鈍炉)

2008年(平成20年)

●新JIS認証取得

2012年(平成24年)

●ISO14001認証取得

2015年(平成27年)

●奈良県五條市に奈良工場竣工、脱リン洗浄機の新設

2017年(平成29年)

●奈良工場第2棟竣工 新設:メッシュベルト式連続炉(G6)、真空浸炭炉、脱リン装置

2019年(平成31年/令和元年)

●令和元年度 大阪府職業能力開発促進大会にて「なにわの名工 (大阪府優秀技能者)」に会長 横尾準次が表彰

●新設:ノンフレーム式バッチ炉

●増設:3室型真空浸炭炉

2021年(令和3年)

●奈良工場:太陽光発電導入

●東京ビッグサイト『自動車部品&加工EXPO』に出展

●インテックス大阪『第24回 関西 ものづくり ワールド』に出展

●東京ビッグサイト『サポイン事業の成果に関する展示商談会』に出展

2022年(令和4年)

●新社屋と新シンボルマークが完成

●東京ビッグサイト 『SURTECH 2022 表面技術要素展』に出展

●東京ビッグサイト『表面改質展2022』に出展


●奈良工場第3棟竣工

●メッシュベルト式連続炉(G7)導入

2023年(令和5年)

●奈良工場:連続ベーキング亜鉛バレルめっき装置(5月)、メッシュベルト式連続炉(G5)(12月)導入

●都ホテルで社員100名の大忘年会開催

2024年(令和6年)

●自動真空炉(5室型真空炉)導入

●『アトツギたちの文化祭 ファクトリズム』初参加

2025年(令和7年)

●松徳工業所 設立50周年

●4月より「株式会社松徳」に社名変更

●2025大阪・関西万博 イベント出展

2026年

●JISQ 9100認証取得


●AMS規格対応 一室型ガス冷真空炉導入

SHOTOKU 50th Anniversary

50年の歩み

草創期〜成長期

1973〜2017
  • 1973年
  • 1982年
  • 1988年
  • 1996年
  • 1997年
  • 2001年
  • 2006年
  • 2010年
  • 2015年
  • 2017年
  • 松徳工業所創業

    昭和40年代の近鉄国分駅:柏原市立歴史資料館蔵

    1973年12月。24歳になった横尾準次が金属熱処理加工を行う「松徳工業所」を創業。場所は父の彦松が購入した柏原市国分東条町(こくぶひがんじょうちょう)。導入機は連続炉、ピット炉(オリエンタルエンジニアリング製)、バッチ炉、台車炉を各1基。製品は、タイヤチェーンや船舶用のソケット、片口スパナなどの工具類。ピット炉が稼働するのは1週間に2~3回。1回の稼働はおよそ14時間。夜中に炉に入れることもあり、準次は工場にベッドを持ち込んで仕事に打ち込む状態が2年続いた。1975年、法人化。

  • 立ち退きにより工場移転

    国分東条町地区から青谷運動場を眺める(1984)
    :柏原市立歴史資料館蔵

    創業の場所に高圧鉄塔の建設が決まり、同じ国分東条町内の、わずか200mほどの場所に工場を移転。その際に400坪の敷地から700坪に拡大。ピット炉、バッチ炉、連続炉を導入し、仕事の幅も広がった。

  • バブルと経営危機

    昭和の東京証券取引所

    1985年。実体を伴わない好景気「バブル」の時代が到来。当時、松徳工業所で熱処理されていた製品のほとんどが、アメリカに輸出される製品だったが、円高時代に突入したことで、松徳にも「貿易もの」の加工依頼がなくなり、フル稼働だった炉も週末にはその火を消すこととなった。専業主婦だった準次の妻、和子も経理担当として会社を支える。しかし、状況は良くならず、準次は従業員と一緒に、日当払いの土木作業のアルバイトに数カ月間出かけることも。

  • 羽曳野工場竣工

    1990年頃から得意先が輸出製品から国内向けの製品にシフトチェンジし、松徳もステンレスに対応できる真空炉の導入を検討する。まだバブルの影響から回復しきっていなかったが松徳はこれからの時代を見越して真空炉専門にした羽曳野工場を竣工。真空炉の導入は松徳工業所にとって一つのターニングポイントになった。

  • 真空炉導入

    真空焼入炉(写真は現在の本社のもの)

    1997年、羽曳野工場に導入された真空炉を使いこなせる技術者がいなかったため、当時社会人1年目として他社で修行中だった臣則が松徳工業所に入社し、真空炉を担当することに。ここから本格的に臣則の熱処理技術者としての人生が始まった。

  • 『ISO9001』認証取得

    2001年、松徳工業所はISO9001(品質マネジメントシステムに関する国際規格)を認証取得。ただ品質に対する意識や検査の質は、今とは比べようもない程低かった。

  • 本社移転

    本社が現在の場所、柏原市円明寺に移転する。そのいちばんの理由は、大量に熱処理できる体制を構築するためだった。当時の社長(現:会長)にとっても、重大な決断だった。結果的に受注量は増え、また品質検査・管理の体制も充実し、従業員も増えた。身の丈に合わない投資と危惧されたが、この決断は間違ってはいなかったと言えるだろう。

  • 松徳、第2の危機

    2008年9月15日に米国の投資銀行リーマン・ブラザーズが経営破綻したことをきっかけに始まったリーマンショックは、あらゆる経済活動にブレーキをかけ、順調に業績を伸ばしていた松徳工業所にも影響を与えた。仕事はこれまでの3割になったが、暇になった今こそ改革のチャンスと捉え、当時常務だった臣則の主導で業務改革に着手する。これまで松徳では、帳票や作業指示書とか記録など、管理に関する書類はみんな手書きだったが、顧客からの要望もあり、莫大なコストをかけ管理システムの導入に踏み切った。

  • 奈良工場が竣工

    2014年頃から取引先からリーマンショックで廃業した会社の仕事を引き受けられないかという打診が入る。受注管理のシステム化を実現した松徳に余裕はなかったが、千載一遇のチャンスと捉え、奈良県五条市に新しい工場の竣工を決断する。奈良工場が完成したことで、仕事を受け入れるキャパは格段に大きくなっただけでなく災害時にも対応できる2拠点体制になった。

  • 真空浸炭炉を新設

    2017年、本社に不二越『NVC-10ST型 真空浸炭炉』を導入。SUS系ステンレスへの対応をはじめ、浸炭ムラが少なく、従来では難しかったより特殊な焼き入れができること。炉体放熱が少なく、安全でクリーンな作業環境を実現できること。また、雰囲気制御プログラムで運転されるため、熟練者のノウハウが不要であることも導入の決め手になった。

変革期〜次世代へ

2019〜
  • 2019年
  • 2019年
  • 2020年
  • 2020年
  • 2020年
  • 2020年
  • 2023年
  • 2024年
  • 2024年
  • 2024年
  • 2025年
  • 2026年
  • 2026年
  • 横尾臣則 社長就任

    2019年、専務であった横尾臣則が代表取締役に就任。就任にあたり、企業として意思決定のスピード化を図り、企業改革をさらに進めることを命題に掲げた。なかでも、『働き方改革』は臣則が最も重視した課題のひとつであった。松徳で働く従業員が仕事に誇りを持ち、いかに個々人の幸福を実現できるか。物心両面の充実は絶対に取り組まなければならない課題であった。

  • 横尾準次『なにわの名工』に

    令和元年(2019年)度、大阪府職業能力開発促進大会にて、なにわの名工(大阪府優秀技能者)に弊社会長、横尾準次が表彰された。自動車用ボルトなど高強度締結部品の熱処理及び熱処理炉の管理に長年従事し、極めて優れた技能を有し、技能の後進技能者への伝承にも積極的に取り組んでいる点などで評価された。

  • コロナ禍でも進めた改革

    コロナ禍で制作された『価値価値本』

    2020年の初頭、世界的なパンデミック(ウイルス感染爆発)が起こる。日本でも新型コロナウイルスの蔓延により、5月に非常事態宣言が発動。不要不急の外出禁止が求められ、あらゆる経済活動に一斉にブレーキがかかった。むろん工業製品のサプライチェーンである松徳工業所でも受注が激減、リーマンショック以来の炉が消える事態となった。

  • シンボルマークとロゴタイプを刷新

    V.Iマニュアルより抜粋

    社会全体が沈黙するなか、松徳はこの時、以前から構想していた企業イメージ改革に着手する。具体的には自社WEBページの刷新、本社社屋の刷新、シンボルマークとロゴタイプといったC.I(コーポレートアイデンティティ)の刷新である。コロナ禍はいつか必ず終息する。社会が再び動き出すその時に、新しい松徳工業所の企業イメージで顧客と求職者に自社の存在を訴求したいと考えたのである。

  • 展示会に積極的に出展

    2021.01.20 @東京ビッグサイト
    『自動車部品&加工EXPO展』コロナ禍のため、
    無人ブースとして出展

    自社の熱処理技術をさまざまな製造業の人々に知ってもらうため、2020年前後から、自社のPRイベントに積極的に出展。固定化された顧客だけでなく、新規にさまざまな業界から顧客を開拓していきたいという思いは、コロナ禍でも萎えることが無く、コロナ禍で開催された展示会の設営は横尾社長が一人で行なった。

  • 本社の社屋リノベーション

    建築家が残していた当時のラフスケッチ

    2006年に移転した柏原本社は、1979年(昭和54年)に建築された社屋をそのまま使用していた。建築から40年以上が経過し、2021年にリノベーション工事を行なった。『従業員にとって居心地のいい空間』を建築コンセプトに設定。特に従業員が集う食堂や、ミーティングスペースの設計にはこだわりを込めた。建築家による当時のラフスケッチにも「楽しい食堂」というキーワードが残っている。

  • 『自動化 めっき設備』導入

    従来から手がけてきたネジ製品に対し、既存の熱処理加工だけでは、これ以上に付加価値を上げることは難しいと考え、自社で酸洗浄工程→熱処理→めっきをワンストップですることを企画立案。奈良工場に導入されためっき設備は、省力化を意識した自動設備であり、省人化が図れ、自動車部品メーカーの厳しい監査にクリアできるハードとソフトを備えた、まさに最新鋭かつ最高峰のめっき設備である。熱処理加工業者がめっきのことを考えた熱処理をすることで、従来とは違う価値を持った製品ができることが期待される。

  • 『自動5室型 真空炉』導入

    防衛関連の製品が新規受注できたこともあり、真空炉のキャパが不足する状態になることから『自動5室型真空炉』を新規導入することを決断した。生産性は現状設備の約3倍の処理能力があり、コスト競争力を強化でき、無人フォークリフトと連動することにより省人化も実現した。多室型である5室型真空炉を導入している熱処理専業企業は日本で松徳工業所のみであり、これからさらに進行が予想される少子高齢化や他社との価格競走を鑑みても、生産性と省力化の向上が自社の強みになっていることは間違いないだろう。

  • カーボンニュートラル実現に向けた、
    産学連携が進行中

    2024.2月 来社された大阪大学工学院 工学研究科の方々

    松徳をはじめ、多分野で使われている燃焼加熱式の工業炉からは、大量の二酸化炭素が排出されており、2050年までのカーボンニュートラル(CO2の排出実質ゼロの社会)の実現を目指す上で、脱炭素化は急務だ。松徳は、工業炉向け「アンモニア専焼バーナ」の開発を進める大阪大学・赤松研究室と連携し、実装実験に協力予定。「アンモニアバーナ」の現場実験自体が日本では初めてのこと。アンモニアは、燃焼時に二酸化炭素を排出しないため、実験が成功すれば日本の熱処理業界が、脱炭素化実現に向けた大きな一歩となる。2025年2月現在、実装実験に向けた最終テストが大学内で行なわれている。

  • オープンファクトリープロジェクトに参加

    2024年10月。「工場はまちのエンターテインメント」を合言葉に、参加企業と来場者、地域一体型で作るオープンファクトリープロジェクト『FactorISM アトツギたちの文化祭』に参加。松徳工業所では4日間の開催中、多くの親子が来社。『激アツ!1000℃のワークショップ&工場見学』というタイトルで、スプーンを1000℃で焼いたらどうなるのかという実験を通して「焼入れ」「焼鈍し」について体験学習していただき、好評を得た。

  • 4月より「株式会社松徳」に社名変更

    新たな50年の歴史の幕開けにあたり、金属熱処理を主軸としつつ幅広い世界への躍進を目指すという想いをもとに、「株式会社 松徳工業所」から「株式会社 松徳」へと改称する。

  • JIS Q 9100:2016 認証取得

    2026年3月、航空宇宙・防衛産業産業向けの品質マネジメントシステム規格「JIS Q 9100」を認証取得。この認証取得により航空宇宙・防衛産業のサプライチェーンへの参入が可能になるなど、高い品質保証が求められる分野に対して、国際的な品質基準に基づいた熱処理サービスを提供できる体制が整っています。

    ※認証は株式会社松徳 柏原工場
    航空宇宙・防衛産業向け金属部品の熱処理加工に関する品質マネジメントシステム
    適用規格:JIS Q 9100:2016
    認証範囲:防衛用特定製品に係る金属部品の熱処理

  • AMS規格対応の真空熱処理炉を導入

    2026年3月航空宇宙産業で求められるAMS規格に対応した真空熱処理炉「AMS規格対応一室型ガス冷却真空炉」を設置。本炉は、真空中で最大1250°Cまで高精度加熱後、最大280kPaの高圧N2ガス冷却により均一かつ低歪みな焼入れを実現します。酸化や脱炭を抑えた高品質な熱処理も可能で、既存の真空焼入れ・焼戻しにおいてもより高品質なサービスを提供します。

お問い合わせCONTACT

お電話またはフォームからお問い合わせください。